ゼファー1100RSのステムベアリング交換をしたよ。

ゼファー1100RS ステムベアリング交換


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ずっと後回しにしてたけど…。


昨年末からやろうと思っていた、ゼファーのステムベアリング交換をしていきます。


ゼファーは他のバイクと違って外す部品も多くてめんどくさいのよー(^v^)


まず、準備したものを紹介します。


アッパー側ベアリング

ロア側ベアリング

シール

Oリング

ステムベアリングレースツール

これ以外には塩ビパイプとタガネが必要です。




ステム周りの分解。

しばらくこのままで待っててね

ステム周りを整備するのに邪魔なので、最初にタンクを降ろします。

フロントフォーク等を外す
メーターケーブル等はエンジン側に固定する

タンクを外したら前後をリフトアップして、キャリパー・ホイール・フェンダー・フロントフォークを外します。

※フロントフォークの外し方はこちらを参照下さい。

ヘッドライトを外す
ハーネスも全て外す
ステーごと外す
下側2本のボルトも外す
メーターも外す
ケーブルのルートも覚えておく
メーターケーブル

ヘッドライトを外し、ケースの中にあるハーネス類をコネクタで切り離したらヘッドライトステーごと(ウインカーも一緒に付いてくる)外します。


またメーターとハンドルも邪魔になるので取り外します。

どんどん外していく

ここまで外すとケーブルだったりワイヤーだったりがどこを通っていたかがわからなくなってしまうので、ひとつずつ写真に撮りながら作業をしました。


それとつなぐ場所とかもわからなりそうだったので、養生テープにマジックでどこそこ用と落書きをして残しています。

事故車のようだ

ステムナットをゆるめてトップブリッジを外します。

ヘッドライトステーのフレーム
もうすこしでベアリングが出てくるよ

トップブリッジとロアブラケットに挟まれるように固定されていた、ヘッドライトステーのフレームも外します。

いろいろとすっきりした後に撮影

ここまできたら、車体を浮かせてフロントのメンテナンススタンドを外していきます。

脚立+タイダウンベルト
さらにジャッキをかける

車体を浮かせる方法ですが、自分は脚立にタイダウンベルトをかけて車体のフレームで吊る+エンジンの腹に角材をかませてジャッキで支える方法をとっています。


どちらか片方でもいいのでしょうが、万が一外れてエンジンやフレームにダメージがあるとイヤなので保険の意味で2重にしています。

ロックナット×2を外す

車体を浮かせたらステムロックナットを2つともゆるめて外します。

Oリングで固定されている

ステムロックナットを外すとベアリングの隙間にOリングが挟まっているので、小さいマイナスドライバー等で取り出します。


このOリングを外すとロアブラケットが重みで落下してしまうので、しっかりと手で支えておきます。




ステムベアリング交換。

思ってよりキレイだったな

ステム周りが外れたので、まずはロア側のベアリングから交換していきます。

ステムシャフトに傷が入らないようにね

このベアリングはしっかりとハマっているので、シャフトに傷つけないように気を付けながらタガネで叩いて抜いていきます。

この傷は最初から入ってた
シールはベアリングを外す時にぐしゃぐしゃになる
から絶対に新品を買っといたほうがいいよ

ベアリングを抜くのはそんなに難しくないです。

ロアベアリング
なんとか入ったぞー

大変だったのはやっぱり新しいベアリングを入れる時です。


今回も塩ビのパイプを使ったのですが、ベアリングがシャフトの下までなかなか入っていきません…。


次になにかのバイクのステムベアリングを交換する時が来たら、ちゃんとした専用工具を買おうかな…。

アッパー側はそうでもない
ロア側には痕がたくさんあった

続いてレースを交換していきます。


前回の交換がいつなのかはわかりませんが、レース側も思ったよりも状態は悪くありませんでした。

このレースを外すためだけの工具なのよ

レースの取り外しは、ステムベアリングレースツールを使います。

レースにひっかける
反対からハンマーで叩く
ぽろり

専用工具だけあって反対側からハンマーで叩けば、秒でレースが抜けました。

新品のベアリング&レースセット
当て木をして叩く
叩きすぎてバイクを倒さないように

新しいレースはステムに対してまっすぐにして、角材の上からハンマーで叩いていきます。


レースが曲がってしまうと奥まで入っていかないので、この時はステムベアリングレースツールで一度抜いてから再度入れ直します。

古いレースを使う
古いレースはサンダーで削らないとまたハマっちゃうよ

レースはフレームより少し奥まっているところまで入れないといけないので、SVの時と同じように古いレースをサンダーで削ったものを使いました。

ぴっかぴか
ロア側も交換完了

レース交換が完了したので、ベアリングにたっぷりとグリスを塗ってロアブラケットを組んでいきます。

たっぷりとね
ピンボケしちゃった
ぬりぬり

グリスは転がり軸用のウレアグリスを使っています。

Oリングも忘れずにね
ゆるいぐらいでOK

ステムナットは一旦フックレンチで軽く締めてからもう一度ゆるめて、手で軽く締めて遊びがないよなってレベルでOKです。

ひとつひとつ確認しながら組んでいく

後は外した時と逆の手順でフロント周りを組んでいけば、ステムベアリング交換は完了です!




まとめ。


ステムベアリング交換後は、ガレージに入れたり出したりするだけでもわかるぐらいハンドル(フロント周り?)の動きがよくなりました。


ゼファーはステムベアリングが見えるまでの手間がすごいので正直あんまりやりたくない作業ですが、何年かに一度ぐらいは定期的に交換したいですね。

元通り♪

ゼファーの純正部品も生産中止になってるものが出てきたりしていますが、細かい消耗部品をしっかりと交換してこれからも大切に乗っていこうと思います。


ではでは、また。


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