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油漏れはしていないけどシール類を交換しちゃうよ。
ゼファーにもっと乗ってあげないとね |
購入した時にバイク屋さんでフロントフォークのオーバーホールをしてもらいましたが、4年経過しダストシールのひび割れも目立ってきたので今回はオーバーホールをしていきます。
まずフロントフォークをオーバーホールするのに準備したものを紹介します。
・オイルシールプッシャー
オイルシールを入れ込むのに使います。
基本的に正立フォークは自分で整備するつもりなので、おもいきって買ってしまいました。
塩ビパイプとかでも代用品できるけど、これを使えば作業時間がかなり短縮されます。
・スズキ純正エクスターフロントフォークオイル10G
推奨はカワサキのオイルですが、粘度もほぼ同じだし安いのでコレにしました。
フロントフォーク分解時のオイル量は556±4mLなので、2本必要です。
・ダストシール
・オイルシール
・スライドメタル(アウター側)
・シリンダボルト用のガスケット
・トップキャップのOリング
・フォークガード
・スライドメタル(インナー側)
左右分なのでそれぞれ×2個ずつ必要です。
スライドメタルとフォークガードは劣化していなければ交換不要ですが、ばらしてからダメってなると2度手間なので自分は事前に頼みました。(意外と値段が高いから悩んだけど…。)
フロントフォークのオーバーホール。
まず最初にフロントフォークを車体から外します。
フロントフォークの外し方は、オイル交換した時の記事を参照下さい。
フロントフォークが外れたらトップキャップを開けて、カラー・ワッシャー・スプリングを取り出して、オイルを抜きます。
オイルは前回交換から1年ちょっとで約2,000Kmしか走ってないので、そこまで汚れてはいませんでした。
オイルが抜けたら、インナーチューブに傷が入らないように小さいマイナスドライバー等を使ってオイルシールを外します。
それとフォークガードも邪魔になるので、ここで外しておきます。(交換しないならそのままでも可です)
オイルシールを外すとオイルシールの抜け止め防止のリングが見えるので、これもインナーチューブに気を付けながら外します。
ここまで外したらフロントフォークをひっくり返して、アウターの底に付いているシリンダボルトをゆるめます。
このボルトを回すとインナーチューブも一緒に回ってしまうので、インパクトレンチを使って外します。
ボルトを外すと、シリンダとリバウンドスプリングが抜けてきます。
これでオイルシールの圧入された力だけで固定されている状態となったので、勢いを付けながら何度が伸縮させてインナーチューブをアウターから引き抜きます。
インナーチューブが抜けるとオイルロックピースがアウター側に残っていると思うので、これも取り出します。
また組むときに順番を間違えないように、外した順番等をしっかりとメモしておきます。
フロントフォークがバラバラになったので、オイルシール・ガイドブッシュ・スライドブッシュを交換していきます。
オイルシールを入れる時はインナーチューブの角で傷が入らないように、先端にラップを巻いて保護してから入れていきます。(オイルシールの内側に薄くオイルも塗ってね)
シールとブッシュを交換したら、シリンダとリバウンドスプリングをインナーチューブに入れてオイルロックシールをセットしてアウター内へと組み込んでいき、ガスケットを交換したシリンダボルトで固定します。
締める時にインパクトを使うとガスケットが必要以上に潰れてしまうので、六角レンチでインナーチューブを手でしっかりと押さえながらしっかりと締め込みます。
シリンダボルトを固定したら、オイルシールプッシャーを使ってオイルシールを入れ込み、オイルシールストッパーリングを取り付けしていきます。
ダストシールも取り付けします。
フロントフォークが組みあがったので、インナーチューブを最圧状態にしてオイルを560mLぐらい入れていきます。
オイルを入れたらインナーチューブをゆっくりと何回か伸縮させてエアを抜き、油面が安定するまでしばらく放置しておきます。
エアが抜けたら油面出しをします。(規定値は119±2mm)
最後にスプリング・ワッシャー・カラーを入れてトップキャップを締めて、フォークガードを取り付けしたらフロントフォークのOHは完了です!
トップキャップは手で締められるだけ締めて、車体に取り付けしてから本締めをします。
まとめ。
ゼファーのフロントフォークのオーバーホール。
— でかじよー (@dekajiyo) January 1, 2023
正月休みは整備がはかどるぜ。 pic.twitter.com/Y0Og810Mts
ゼファーもだいぶ年式が古くなってきて、部品も少なくなってきてしまったので、定期的にしっかりと整備をしていきたいですね。
専用工具が必要なところも少しあったりしますが、正立フロントフォークのオーバーホールは結構簡単なので自分でやってみるのもありだと思います!
ではでは、また。
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