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節目の距離になったので。
走行距離が節目である30,000Kmとなったので、ステムベアリングを交換していきます。
まず準備するものを紹介します。
アッパー側ベアリング
ロア側ベアリング
シール
ステムベアリングレースツール
プロキュアエース
これはステムからレースを外すのに使います。
ステム周りの分解。
ステム周りを整備するのに邪魔なので、最初にタンクを降ろします。
リフトアップしたら、キャリパー・ホイール・フェンダー・フロントフォークを外します。
※フロントフォークの外し方はこちらを参照下さい。
ハンドルクランプボルトをゆるめてハンドルを前方にずらし、トップブリッジを固定しているステムヘッドナットを30mmのレンチでゆるめます。
ここまできたら、車体を浮かせてフロントのメンテナンススタンドを外していきます。
自分は脚立にタイダウンベルトをかけて車体のフレームで吊る+エンジンの腹に角材をかませてジャッキで支える方法をとっています。
どちらか片方でもいいのでしょうが、万が一外れてエンジンやフレームにダメージがあるとイヤなので保険の意味で2重にしています。
車体を浮かせたらイグニッションのケーブルを束ねているタイラップを切り、トップブリッジを外します。
また、ロアブラケットに固定されているヘッドライトブレースとブレーキホースのボルト類も外します。
これでトップブリッジ・ヘッドライト一式(メーターとウインカー)が外れるのですが、そこそこ重量があるのでこのままぶら下げていると負荷がかかってしまうので、タオルでまとめてタイダウンベルトで吊っておきました。
ロアブラケットがフリーとなったので、ステムナットをゆるめます。
ステムナットを外すとそのまま落下してしまうので、しっかりと手で支えておきます。
ステムベアリング交換。
ステム周りがバレたので、ロア側のベアリングから交換していきます。
このベアリングしっかりとハマっているので、シャフトに傷つけないように気を付けながらタガネで叩いて抜いていきます。
ベアリングを抜くのはそんなに難しくなかったですね。
大変だったのは新しいベアリングを入れる時です。
塩ビのパイプを使ったせいなのか、力が上手くベアリングに伝わらずにシャフトの下までなかなか入っていきません…。
嫁ちゃんとふたりがかりで汗だくになりながら、なんとか根本まで入れました(^v^)専用工具欲しいな
続いてレースを交換していくのですが、今のレースにはかなり痕が付いていました。
嫁ちゃんの数回の立ちゴケアタック+ノングリスアップで4年も経過しているのでこんなもんなのかな?
ここで準備していたステムベアリングレースツールを使います。
レースにツールをひっかけて反対側から叩くものなのですが、専用工具だけあって秒で抜けました。
軽く手入れする |
残像拳 |
新しいレースはステムに対してまっすぐにして、角材の上からハンマーで叩いていきます。
レースが曲がってしまうと奥まで入っていかないので、この時はステムベアリングレースツールで抜いてから再度入れ直します。
ロア側のレースはフレームより少し奥まっていて角材のままでは叩きづらいので…
外周を少し削った古いレースを使って奥まで入れました。(外周を削らないと古いレースがまたステムにハマっちゃうよ)
レース交換が完了したので、ベアリングにたっぷりとグリスを塗ってロアブラケットを組んでいきます。
グリスは転がり軸用のウレアグリスを使っています。
ステムナットは一旦フックレンチで軽く締めてからもう一度ゆるめて、手で軽く締めるぐらいでOKです。
後は外した時と逆の手順でフロント周りを組んでいけば、ステムベアリング交換は完了です!
まとめ。
SVのステムベアリング交換してもらった‼️
— きよ@SV650すぶたん (@yomejiyo) December 30, 2022
ハンドル軽くなった🤩#SV650ABS#SUZUKI pic.twitter.com/2BFjtYtMTm
ステムベアリング交換後は車体の押し引きだけでもわかるぐらい動きがよくなりました。
フロント周りをバラバラしないといけないので手間がかかりますが、ステムベアリングは定期的に交換したいですね。
とりあえずグリスの状態がどうなっているか、1年後ぐらいにもう一度開けてみたいと思ってます。
ではでは、また。
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