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フロントフォークから油漏れ。
嫁ちゃん
フロントフォークから油漏れしてるー!
嫁ちゃんのSV650ABSの左フロントフォークから、油漏れが発生しちゃいました。
写真だとわかりづらい |
新車で買って約4年で28,000Km走っているので、オイルシールがちょうど劣化する頃なのかな?
そんなわけで、今回は「すぶたん(SVの愛称)」のフロントフォークのオーバーホールをしていきたいと思います。
準備したもの。
・オイルシールプッシャー
オイルシールを入れ込むのに使います。
無くても代用品(YZF-R25の時は塩ビパイプを使った)でもいけますが、うちのバイクのフロントフォークは今後も自分で整備したいと考えているので、これを機会に購入しました。
・スズキ純正エクスターフロントフォークオイル10G
SVは1Lだと微妙に足りないので、2本必要です。
・フロントフォークのシールやパッキン等
左右分なので、それぞれ×2個必要です。
スライドブッシュとガイドブッシュとダストシールは劣化していなければ交換不要ですが、金額的にも高い物ではないのでこのタイミングで交換しておきました。
フロントフォークのオーバーホール。
まず最初にフロントフォークを車体から外します。
フロントフォークの外し方は、オイル交換した時の記事を参照下さい。
フロントフォークが外れたらトップキャップを開けて、カラー・ワッシャー・スプリングを取り出して、オイルを抜きます。
オイルは前回交換から1年・8,000Kmでしたが、そこまで汚れてはいませんでした。
オイルが抜けたら、インナーチューブに傷が入らないように小さいマイナスドライバー等を使ってオイルシールを外します。
オイルシールを外すとオイルシールの抜け止め防止のリングが見えるので、これもインナーチューブに気を付けながら外します。
ここまで外したらフロントフォークをひっくり返して、アウターの底に付いているシリンダボルトをゆるめます。
このボルトを回すとインナーチューブも一緒に回ってしまうので、インパクトを使って外します。
ボルトを外すと、シリンダとリバウンドスプリングが抜けてきます。
これでオイルシールの圧入された力だけで固定されている状態となったので、勢いを付けながら何度が伸縮させてインナーチューブをアウターから引き抜きます。
インナーチューブが抜けるとオイルロックピースがアウター側に残っていると思うので、これも取り出します。
また組むときに順番を間違えないように、外した順番等をしっかりとメモしておきます。
フロントフォークがバラバラになったので、オイルシール・ガイドブッシュ・スライドブッシュを交換していきます。
オイルシールを入れる時はインナーチューブの角で傷が入らないように、先端にラップを巻いて保護してから入れていきます。(オイルシールの内側に薄くオイルも塗ってね)
シールとブッシュを交換したら、シリンダとリバウンドスプリングをインナーチューブに入れてオイルロックシールをセットしてアウター内へと組み込んでいき、ガスケットを交換したシリンダボルトで固定します。
締める時にインパクトを使うとガスケットが必要以上に潰れてしまうので、六角レンチでインナーチューブを手でしっかりと押さえながらしっかりと締め込みます。
シリンダボルトを固定したら、オイルシールプッシャーを使ってオイルシールを入れ込み、オイルシールストッパーリングを取り付けしていきます。
それとダストシールも取り付けします。
フロントフォークが組みあがったので、最圧状態にしてオイルを入れます。
量は片側当たり、530mLぐらいが目安です。(規定値は525mL)
オイルを入れたらインナーチューブをゆっくりと何回か伸縮させてエアを抜き、油面が安定するまでしばらく放置しておきます。
エアが抜けたら油面出しをします。(規定値の84mm)
最後にスプリング・ワッシャー・カラーを入れてトップキャップを締めたら、フロントフォークのOHは完了です!
トップキャップは手で締められるだけ締めて、車体に取り付けしてから本締めをします。
まとめ。
フロントフォークからの油漏れは、放置しておくと悪化するだけで、最悪ディスクにまで垂れてブレーキが効かなくなったりするので、見つけたら早めに補修する必要があります。
少し専用の工具が必要なところもありますが、正立フォークだと割と簡単なので、自分で作業してみるのもアリかなと思います。
ではでは、また。
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