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キ、キャリパーが外れただと?!
ある日のこと。
ジクサーでのツーリングの帰りにいつものガソリンスタンドに立ち寄った時に、急にフロントブレーキのレバーへの抵抗がなくなり、ブレーキが効かなくなりました!
幸いにも給油機の前での出来事で、速度がほとんど出ていなかったのでとりあえずリアブレーキのみで停止しました。
その後エンジンを切り車体から降りて、慌てて車体を確認してみると…
なんとフロントのキャリパーが外れ、だら~んとだらしなくぶら下がっていました…。
こんなことは今まで一度もなかったので、え?え?なんで??としばらく呆然としていましたが、突然あることを思い出しました。
「キャリパーのボルト締めるの忘れてた…(;´・ω・)ヤベッ」
そう!
フロントフォークオイルを交換した時にキャリパー固定ボルトを仮締めしているのを忘れて、そのまま走ってしまったんです!!
今回は運がよかったのですが、もしこれが走行していた時だと思うと…恐怖以外のなにものでもないですね汗
しっかりと反省していきたいと感じた一件でした。
そんなわけ(?)でキャリパーの揉み出しをしちゃうよ。
キャリパーが外れたのをそのまま付けるのも面白くないので、ついでにキャリパーの清掃と揉み出しをしちゃいます。
ちなみに、どっかにいってしまったキャリパーの固定ボルトは純正部品で注文しました。(ボルト代より送料のほうが高くて泣けた)
まずキャリパーを固定している2本のボルト(写真だと1本しかないけどね)を外していきます。レンチサイズは12mm(締め付けトルクは26Nm)です。
キャリパーが外れたら、小さなマイナスドライバーなどで2本のピンを抜いてからパッドピンを抜き、パッド(2枚)を外していきます。
パッドが外れたら、ブレーキレバーを何回か握ってピストンを押し出します。
あんまり汚れてなかった |
この時に押し出し過ぎてしまうと、ピストンがキャリパーから抜けてしまうので注意が必要です。
ピストンが押し出されたら、ブレーキクリーナーを吹き付けながらウエス等で磨いていきます。
キャリパーピストンツール |
キャリパーピストンツールを使ってピストンを回転させて、全周をキレイに清掃していきます。
清掃をしたらピストンの全周に薄くグリスを塗り、ピストンをキャリパーの中へ押し込みます。
ぬりぬり |
ここにも塗るよ |
それと、パッドの裏面とパッドピンとスライドピン、それとパッドスプリングとパッドが当たる面にも薄くグリスを塗って組み込んでいきます。
グリスは、ワコーズの耐熱用のものがおすすめです。
ブレーキ整備セット |
今まで呉のグリスを使用していましたが、ワコーズにしてからブレーキが鳴くことがなくなりました!
最後に、キャリパーを固定したらブレーキの揉み出しは完了です。
まとめ。
上のボルトだけ輝いてる |
今回はキャリパー外れというトラブルついでに清掃と揉み出しをしましたが、バイクは走ることより止まることの方が大事なので、定期的に整備をしていきたいですね。
それとみなさん、ボルトはしっかり締めましょうね♡
ではでは、また。
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