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ヒョコヒョコなフロントフォーク。
特に気になるのが、旋回中や旋回の立ち上がり時のブレーキを離した時に一気にピョン?!とフォークが戻り、フロントのグリップが抜けることですね。
納車された時からこの状態だったので、東南アジアの悪路でも走れるように最初から柔らかくしてあるのかな?
なので、今は車体がなるべく起きるまでブレーキを残したり、ハンドルを押さえたりしながらなんとか走ってますが、いかんせんこのままだと乗りづらいし楽しくないので、今回はフロントフォークオイルの粘度を少し上げていきたいと思います。
フロントフォーク取り外し。
まずはじめにリアにメンテナンススタンドをかけてから、フロントをリフトアップします。
続いてトップキャップを手で回るぐらいまでゆるめます。
これはフロントフォーク単体になってしまうとゆるめるのが難しいからです。
ブレーキホース固定ボルト |
トップキャップをゆるめたら、キャリパー・ABSセンサー・ブレーキホース固定ボルトを外します。
キャリパーはそのままぶら下げておくとホースに力がかかってしまうので、メンテナンススタンド等にガムテープ等で固定しておきます。
ピンチボルト:締付トルク23Nm |
キャリパーが外れたら、ピンチボルトをゆるめてからアクスルシャフトを抜いて、ホイールを外します。
ホイールの次はフェンダーを外します。
フェンダーの裏側にもボルト(+ワッシャー)があります。またそのままではフェンダーが外れてこないので、フェンダーの後ろ側(車体側)を内側に潰しながら手前に引き出します。
フェンダーまで外したらフロントフォークの突き出し量を測定し(フロントフォークとトップキャップのつなぎめ部分がハンドルの上端と揃っているはず)、トップブリッジの固定ボルトとアンダーブラケットの固定ボルトをゆるめて、フロントフォークを外していきます。
フロントフォークが重みで落ちてくるので、しっかりと支えてからボルトをゆるめます。
これでフロントフォークの取り外しは完了です。
フロントフォークオイル交換。
まずフロントフォークをまっすぐに立たせてからトップキャップをゆるめます。
フロントフォークスプリングが圧縮された状態で入っているので、トップキャップが外れる瞬間に飛ばないように気を付けて下さい。
途中の写真は撮るの忘れた |
トップキャップが外れたら、カラー・ワッシャー・スプリングを抜いていきます。
え?なにこの汚れ!? |
ちなみに新車から3,000Kmしか走っていないのに、オイルはまっくろくろすけでした!
これじゃあ、ヒョコヒョコするわな…。
オイルを入れたらインナーチューブを数回ストロークさせてエアを抜き、この状態でしばらく放置して油面を安定させます。
油の中の気泡(エア)が落ち着いてきたら、シリンジを使って油面レベル調整をしていきます。
油面調整をしたら、スプリング(上下の向きに注意)・ワッシャー・カラーの順で入れていき、トップキャップを締めればフロントフォークオイル交換は完了です。
まとめ。
取り付け中 |
フロントフォークの取り付け手順は、フロントフォークをステムに差し込み突き出し量を揃える→トップブリッジの固定ボルトを締める→フェンダー、ホイール、キャリパーを取り付けする→フロントだけリフトダウンする(リアはそのまま)→フロントフォークを何回か伸縮させる→アンダーブラケットの固定ボルトとアクスルシャフト&ピンチボルトを締めるの順番です。
トップキャップを締めるのも忘れずに!
フロントフォークオイル交換後に試走してきました。
粘度を上げたおかげでヒョコヒョコがかなり改善され、旋回中や立ち上がりの時に一気に伸びる動きもなくなり、安心してスロットルを開けられるようになりました。
自分はこのぐらいの減衰の方が好みですね。
これでまたジクサーに乗るのが楽しくなりました♫
ではでは、また。
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