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フロントフォークのオイル交換。
フロントフォークのOHをしてから3年経過したので、フロントフォークオイルの交換をしていきます。
オイルはカワサキのG10が高かったのでヤマハのG10を使っています。(粘度はカワサキ:33.9、ヤマハ:33.2と差がない)
フロントフォーク取り外し。
まずはじめにフロントフォークのトップキャップを少しだけゆるめておきます。(オイルが漏れない程度)
トップキャップをゆるめたらフロントフォークの突き出し量の確認をします。
標準のままであればインナーチューブの上端(トップキャップを含まない)とトップブリッジの上端が面一(ツライチ)となっているはずです。
突き出し量を確認したら、スピードメーターケーブル・ブレーキホース支持用の金具(左右)・ブレーキキャリパー(左右)を外します。
キャリパーをそのままにしておくとブレーキホースに負荷がかかるので、結束バンド等で上に吊り上げておきます。
キャリパーを外したらメンテナンススタンドでフロントをリフトアップ(センタースタンドでリア側のリフトアップしてから)して、フロントホイール・フェンダーを外します。
この状態になったら、トップブリッジの固定ボルトとアンダーブラケットの固定ボルトをゆるめて、フロントフォークを外していきます。
重みで下に落下してしまうので、フロントフォークをしっかりと支えてからボルトをゆるめます。
ぽろり |
続いてフロントフォークのオイルを交換していきます。
最初に先程ゆるめておいたトップキャップを取り外します。
フロントフォークスプリングが圧縮された状態で入っているので、トップキャップが外れる瞬間に飛ばないように気を付けて下さい。
カラー |
スプリング |
トップキャップが外れたら、カラー・ワッシャー・スプリングを抜いていきます。
同じように入れていくので順番をよく覚えておきます。またスプリングは上下の向き(スプリングの隙間が狭くなってるほうが上)があるので注意してください。
オイル抜き中 |
フロントフォークの中に入っている部品をすべて抜いたら逆さまにして、古いオイルを抜いていきます。
古いオイル |
ある程度(15分ぐらいでやめた)でオイルが抜けたら、フロントフォークの向きを戻して新しいオイルを入れていきます。
ゼファーのフロントフォークオイル交換時のオイル量は約470mL(OH時は556mL±4mm)なので、大体480mL程度入れて、インナーチューブを伸縮させてエア抜きをします。
エア抜きをしたらフロントフォークをまっすぐな状態にして、オイルレベルが安定するまで待ちます。
この待ってる時間を利用してダストシールを浮かせて、オイルシールの状態の確認もしておきました!
左右とも大きな劣化もないしサビもなかったので、まだまだOHはしなくて大丈夫そうです(^v^)
オイルレベルが落ち着いてきたら(気泡がなくなったら)、油面レベル調整をしていきます。
油面の高さはフロントフォークを再圧縮した状態で119±2mmです。
油面調整をしたら、スプリング(上下の向きに注意)・ワッシャー・カラーの順で入れていき、トップキャップを締めればフロントフォークオイル交換は完了です。
フロントフォークの取り付け手順は、フロントフォークをステムに差し込み突き出し量を揃える→トップブリッジの固定ボルトを締める→フェンダー、ホイール、キャリパー、ブレーキホース支持用金具を取り付けする→フロントだけリフトダウンする(リアはそのまま)→フロントフォークを何回か伸縮させる→アンダーブラケットの固定ボルトとアクスルシャフト&ピンチボルトを締めるの順番です。
それとトップキャップを締めるのも忘れずに!
まとめ。
フロントフォークオイル交換後やっと初走行😊
— きよ@SV650すぶたん (@yomejiyo) December 25, 2021
もみじはやっぱ路面は濡れてる(^_^;) pic.twitter.com/6xrItwqoZ9
フロントフォークオイル交換後に走ってみました。
オイルがかなり劣化した状態からの交換なので、シャッキとなり、よく動いてくれるようになったのがわかります!
フロントフォークオイルはエンジンオイルのようにマメに変えるものではないのですが、年月と共に劣化し本来の性能を発揮できなくなってきてしまうので、車検などの節目で定期的に交換していきたいですね。
ではでは、また。
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