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ブレーキは大事だよね。
リアブレーキキャリパー周りとピストン部分の汚れが目立ってきたので、今回は揉み出しをしていきます。
キャリパーのピストンは常にむき出しなので、削られたパッドカスや走行中に巻き上げられた雨水や砂ぼこりが付着しやすい状態となっています。
この状況をそのままにするとピストンの固着やサビの原因となってしまうので、定期的な揉み出しが重要となります。
まず固定しているボルトを2本を外して、キャリパーをディスクから取り外します。
キャリパー固定ボルトの締め付けトルクは、34Nmです。
キャリパーが外れたら、ピストン側のパッドを取り外します。(このパッドは引っ掛かっているだけなので簡単に外せる)
ピストン側のパッドが外れたらホルダをピストン側へ押し込んで、反対側のパッドをホルダシャフトから取り外します。
パッドが両側とも外れたら、ホルダとパッド押さえスプリングとキャリパーインシュレータを取り外します。
ピストンインシュレータ(ピストンの中にある黒いゴムみたいなやつ)はハマっているだけなので引っ張れば外れます。
この状態になったらリアブレーキペダルを何回か踏んでピストンを少し前に出します。
ただピストンを出し過ぎてしまうとブレーキフルードが漏れてエア抜きが必要になってしまうので、出過ぎないようにウエスをかませたり手で押さえたりする必要があります。
ある程度ピストンが前に出たら、ブレーキクリーナーでピストンをキレイにしていきます。
正面から見えるところだけでなく、ピストンツールを使って回しながら全周を清掃します。
ゼファーのように金属製のピストンの場合はサビが発生していることもあるので、その時は1,000番ぐらいの耐水ペーパーで表面を磨いてサビを落とします。
ピストンはキレイになりましたが2つある内の小さい方の動きが悪いので、そろそろキャリパーシールを交換しないといけないかもしれません。
もうすぐ60,000Kmだしなー(^v^)
清掃が終わったらピストンに薄くグリス塗って、奥まで押し込みます。
シャフトラバーフリクションブーツ(ホルダとつながっている黒いゴムのこと)とホルダシャフトとパッドの裏面にグリスを塗ったら、キャリパーを組み込んでいきます。
最後にリアブレーキレバーを数回操作して、しっかりとブレーキが効くことを確認したら、ブレーキの揉み出しは完了です!
まとめ。
ブレーキの揉み出しはピストンの動きがスムーズになり、ブレーキのレスポンス向上やレバータッチがよくなる効果もあります。
ブレーキは最も重要な部品なので、定期的に整備していきたいですね!
ではでは、また。
KURE ブレークリーン 840ml
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