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オイルシール交換ついでにオイル粘度も変更。
少しずつ形になってきてるよ |
今回はフロントフォークのオーバーホールをしていきます。
またグロムのフロントフォークはヘニャヘニャすぎなので、オイルの粘度も変更してみます。
準備したもの。
オイルシールセットはキタコのものを使いました。
自分のグロムはトップキャップを六角ボルトで固定している初期型のものなので、銅ワッシャーが1枚多く付属しているモデルです。
これ1個で1本分なので、オーバーホールするには2個必要です。(意外と高い…泣)
フォークオイルはカヤバのG30S。
グロムのフロントフォークは左右で480mL程度なので1本で充分です。
オイルの油面調整用に使います。
フロントフォークの取り外し。
フロントフォーク単体になると回すのが大変なので、最初に車体に付いている状態で左右のトップキャップをゆるめておきます。
レンチサイズがあんまり使うことがない、36mmなのが整備泣かせだったりします…。
トップキャップをゆるめたらメンテナンススタンドでフロントをリフトアップします。
うちにあるJ-Tripのものだとヘッドライトを外さないといけないので、グロム専用のスタンドが欲しかったりします(^v^)
リフトアップしたら、ブレーキキャリパー・ホイール・フェンダーを外します。
突き出し量を確認し、アッパーボルトとロアボルト×2本をゆるめてフロントフォークを取り外します。
ボルトをゆるめるとフロントフォークが落下してくるので、しっかりと手で支えておきます。
フロントフォークが外れました。
フロントフォークのオーバーホール。
続いてフロントフォークのオーバーホールをしていきます。
トップキャップをゆるめるとピストンロッドが見えてくるので、ピストンロッドをプライヤーで固定しながらトップキャップの上の六角ボルトを回してばらしていきます。
自分は六角レンチだと力が入らずゆるまなかったのでトップキャップごと回して、ゆるんでから六角レンチ使うようにして取りました。
後期型以降はピストンロッドに工具をかけられるようになっているらしいです。
トップキャップを外したら底つき防止用のラバーとワッシャーを外してオイルを抜いていきます。
この状態で一晩放置しといた |
ちなみに右側のフロントフォークオイルはほとんど抜けてしまっていました(笑)
どうりでまっすぐ走らないワケだ('ω')
オイルが抜けたらインナーチューブを傷つけないようにマイナスドライバーなどでダストシールを上にずらし、オイルシールを固定しているクリップを外します。
クリップを外したらアウターチューブを押さえながらインナーチューブを引っ張ると、インナーが抜けてオイルシールやスライドメタルとご対面です。
入っている順番を確認しながら古いシールを外して古いオイルを拭き取ったら、準備したオイルシールセットを取り付けしアウターへと組み込んでいきます。
インナーチューブにシール類を入れるときは、リップ部分で傷が入りやすいのでラップ等を巻いて保護をします。
オイルシールは、塩ビのパイプを切ったものを2枚重ねてゴムハンマーで叩いて無理やり入れました。
オイルシールプッシャー欲しいなぁ…。
オイルシールを組み込んだらクリップで固定し、ダストシールを付けたらオーバーホールは完了です。
フロントフォークオイル粘度変更。
フロントフォークのオーバーホールの後はオイルを入れていきます。
240mL程度のオイルを入れて、エア抜きのために何度もストロークさせます。(オリフィスの穴部分がオイルシールより上面に来ないように注意してくださいね)
エア抜き後にしばらく放置して落ち着いてきたら油面調整をしていきます。
今回は標準値の75mmに調整しました。
油面調整をしたら、トップキャップのシールと固定ボルトの銅ワッシャーを新品に交換してから先程の逆の手順で組み付けしていきます。
最後にトップキャップの締め付けを忘れずに。
まとめ。
フロントフォークオーバーホール後は、取り回しだけでフロント周りがしっかりしたのがわかりました!
ちょっとだけ走行してみましたが、オイルの粘度が上がったおかげで踏ん張ってくれるような手ごたえを感じます。
オイルをカヤバのG30Sにしたけど、まだ柔らかすぎる。
— でかじよー (@dekajiyo) June 27, 2021
やっぱバネレートも上げんとダメか…。 pic.twitter.com/pWJW2uFwrg
ただ速度が上がってきたときにフルブレーキをかけると底付きしてしまいました…。
とりあえずはこれでサーキットを走ってみて、バネレートを上げるのか油面高さを上げるのかを考えてみようと思います。
ではでは、また。
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