ゼファーはある年代以降のものは寒い時でも始動しやすくなるようにキャブヒーターが付いているのですが…
このヒーターの誤動作によってバッテリーが上がってしまうという不具合が結構出ているということを小耳にはさんでしまいました。
自分のゼファーは今のところそんな症状は出ていませんが、値段も高くなってきた今では簡単に交換するのも難しくなってきたバッテリーを守るため、今回はキャブヒーターを取り外しをしていこうと思います。
キャブレター外し。
まずはじめに、シート・サイドカバー・タンクを外します。
タンクを外したら、キャブレター脱着のクリアランスを確保するためにエアクリーナーダクトに付いているカバーとエアクリーナー&BOXを外します。
ここまで準備が出来たら、固定しているスプリングの位置を後ろにズラして、キャブレターからエアクリーナー側のインシュレータを外します。
エアクリーナー側のインシュレータを外したらエンジン側のインシュレータのバンドをゆるめて、キャブレターを車体の右側へゆっくりと抜いていきます。
キャブレターを脱着するときはクリアランスがほとんどない状態なので、エアクリーナー側のインシュレータを潰すようにしていくと簡単に作業出来ます。(エンジン側インシュレーターはゴムが固い)
キャブレターを引き出したら、チョークワイヤー・スロットルの引きと戻しのワイヤーを外せばキャブレターの取り外しは完了です。
キャブレターが外れたら、ゴミが入らないようにエンジン側のインシュレータを軽く養生しておきます。
キャブヒーター取り外し。
フロートチャンバーの周りに付いている配線類がキャブヒーターです。
これらをすべて外していきます。
ヒーターは接着剤を塗って刺さっているだけなのでペンチ等でつまんで引っ張れば抜けます。
ヒーターにはものすごく細い配線がハンダ付けされていましたが、4か所中3か所で断線していたので、かなり前から機能していなかったと思われます。
ヒーターを外せばバッテリー上がりは防止出来ますが、せっかくタンクを外しているのでヒーターコントローラーも取っ払っておきました!
これ以外にサイドカバー(右側)のところにリレーとシート下に外気温センサが付いていますが、この後のキャブの分解作業に夢中で外すのを忘れました笑
バイパスラインのパッキン交換。
キャブヒーターを外したので、キャブレター同士をつないでいるバイパスラインのパッキンを交換していきます。
交換したのは2番と3番のフロートチャンバーをつないでいるT型の燃料バイパスラインと1番と2番、3番と4番をつないでいる燃料バイパスラインとT型バイパスラインの計5か所。
ちなみに部品番号は…
・92005-1306(2個)
・92005-1310(2個)
・92005-1378(1個)
・92059-1492(燃料ホース1本)
です。
キャブレター取り付け。
キャブヒーターの取り外しとバイパスラインのパッキン交換をしたのでキャブレターを取り付けしていくのですが、その前にキャブレターの内部の確認と清掃をします。
キャブレターを開けてみると過去にオーバーホールをしたのか、ものすごくキレイな状態でした。
一応ばらしてみましたが、なんも問題なかったのでキャブクリーナーで清掃してまた組み上げています。
キャブレターが組みあがったら外す時に劣化していて気になった、エアクリーナー側のインシュレータ1個とスプリング4本を交換して、外した時と逆の手順でキャブレターを取り付けしていきます。
これで、キャブヒーターの取り外しとバイパスラインのパッキン交換は終了です!
まとめ。
自分のゼファーも20年選手となってきたので、今回のように誤動作の原因となるキャブヒーターを外したり、キャブレターのバイパスラインのような細かい部品を交換したりして、これからも丁寧に乗っていこうと思います!!
ではでは、また。
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