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オーリンズの調整をしていくよ。
オーナーズマニュアル |
YZF-R25にオーリンズのリアショックを取り付けしたので、今回はセッティングをしていきます。
初期値 |
YZF-R25のオーリンズの形式は、S46HR1C1L。
これは伸び側調整が40段階(初期値は最強から14戻し)、圧側調整が20段階(初期値は最強から12戻し)、それと車高調整機能があることを指しています。
セッティングは初期値からはじめて、プリロード→伸び側→圧側の順番で調整していきます。
プリロード調整。(サグ出し)
プリロードはこのロックナットで調整する |
リアショックは、体重約70Kgの人が乗ると適正なストロークになるように作られています。(外車は異なる)
そのため体重が軽い方が乗るとスプリングに充分な荷重がかからず、ギャップ(段差)を超える時などにはねてしまったり、タイヤが滑ってしまうといった原因になってしまいます。
それを防止するために、乗車する個人の体重に合わせてスプリングの初期荷重(縮む量)を変更することで、リアショックのストローク量を適正にすることがプリロード調整です!
テール側 |
スイングアーム側 |
プリロード調整はしっかりと数値で出さないといけないので、リアショックのストロークした量が測れるようにテールカウルとスイングアームに目印をつけます。
この距離を測る |
目印を付けたら車体をまっすぐに起こした状態でのストローク量を測定します。
1Gはプリロード調整をするたびに変化します。
1Gを測定したらライダーが乗って沈み込むストローク量を測定します。
ライダーの重さがリアショックにかかった状態を乗車1G (1G´)と呼びます。
乗車1Gー1G=25mm~30mmが正常です。
ちなみにオーリンズの初期値であるプリロード5mmで体重62Kgの自分が測定したら、1Gが573mmで乗車1Gが558mmと15mmしかストローク量がありませんでした!
なのでプリロードを弱くする方に調整しています。弱くする時の方向は右回し(スプリングが伸びる方向)です。
ロックナットを1回転ずつ回して調整していきましたが、2回転戻したところで1G-乗車1Gが26mmになりました。
ヘルメットやウェア(自分はレーシングスーツも含む)を着ると少し重たくなることを考えて調整しました。
プリロード最終位置:2mm。(ロックナット1回転で1.5mm戻し)
プリロードを調整前と後で乗り比べてみると、リアタイヤの接地感が格段にあがって怖さがなくなりました(∩´∀`)∩
伸び側はリアショックのダンパーが戻る時の減衰力を調整するところです。
セッティング方法は、自分が怖くない方に合わせていくだけです!
やり方としては…
①減衰力の最弱(最強から40戻し)と最強を試してみる。
②自分が運転しやすかった方(多くの人が最弱側だと思う)と基準値(最強から14戻し)を試してみる。
③自分が運転しやすかった方と近い側との中間を試してみる。(最弱がまだ怖くないなら最強から27戻しと最弱で試してみる)
④この作業を繰り返す。
といった感じです。
ちなみに自分はサーキットで調整しましたが…
①最強は車体が重く大きくなった感じになり全然曲がれません!最弱の方が安心でした。
②基準値だとちょっと固めだけど最弱だとフワフワしすぎな感じです。どっちかというと最弱のほうがスロットルが開けやすい気がしました。
③最弱と基準値の間の27戻しと最弱で試してみると、27戻しの方が好みでした。
④27戻しとその半分の34戻しで試してみると、また27戻しの方が好みでした。
…と繰り返していたら、最強から30戻しが一番怖くない位置となりました(*´ω`*)
伸び側最終位置:最強から30戻し。
圧側はリアショックのダンパーが縮む時の減衰力を調整するところです。
圧側のセッティングも伸び側と同じで、自分が怖くない方に合わせていくだけです!
これは結果から書いちゃいますが、最終から20戻し…つまり最弱が一番怖くなかった(*´▽`*)
GPレーサーのショックのセッティングはじつは柔らかくてよく動くと聞いていましたが、自分で試していくと基準値より弱くしていくほうがホントに走りやすいことがわかりました!
圧側最終位置:最強から20戻し=最弱。
調整中のメモ |
1Gを測定したらライダーが乗って沈み込むストローク量を測定します。
ライダーの重さがリアショックにかかった状態を乗車1G (1G´)と呼びます。
乗車1Gー1G=25mm~30mmが正常です。
ちなみにオーリンズの初期値であるプリロード5mmで体重62Kgの自分が測定したら、1Gが573mmで乗車1Gが558mmと15mmしかストローク量がありませんでした!
写真が下手だけどプリロード調整中 |
なのでプリロードを弱くする方に調整しています。弱くする時の方向は右回し(スプリングが伸びる方向)です。
ロックナットを1回転ずつ回して調整していきましたが、2回転戻したところで1G-乗車1Gが26mmになりました。
ヘルメットやウェア(自分はレーシングスーツも含む)を着ると少し重たくなることを考えて調整しました。
プリロード最終位置:2mm。(ロックナット1回転で1.5mm戻し)
プリロードを調整前と後で乗り比べてみると、リアタイヤの接地感が格段にあがって怖さがなくなりました(∩´∀`)∩
伸び側調整。
伸び側はここを回す |
伸び側はリアショックのダンパーが戻る時の減衰力を調整するところです。
セッティング方法は、自分が怖くない方に合わせていくだけです!
やり方としては…
①減衰力の最弱(最強から40戻し)と最強を試してみる。
↓
②自分が運転しやすかった方(多くの人が最弱側だと思う)と基準値(最強から14戻し)を試してみる。
↓
③自分が運転しやすかった方と近い側との中間を試してみる。(最弱がまだ怖くないなら最強から27戻しと最弱で試してみる)
↓
④この作業を繰り返す。
といった感じです。
サーキットで調整した |
ちなみに自分はサーキットで調整しましたが…
①最強は車体が重く大きくなった感じになり全然曲がれません!最弱の方が安心でした。
↓
②基準値だとちょっと固めだけど最弱だとフワフワしすぎな感じです。どっちかというと最弱のほうがスロットルが開けやすい気がしました。
↓
③最弱と基準値の間の27戻しと最弱で試してみると、27戻しの方が好みでした。
↓
④27戻しとその半分の34戻しで試してみると、また27戻しの方が好みでした。
…と繰り返していたら、最強から30戻しが一番怖くない位置となりました(*´ω`*)
伸び側最終位置:最強から30戻し。
圧側調整。
圧側はここで調整 |
圧側はリアショックのダンパーが縮む時の減衰力を調整するところです。
圧側のセッティングも伸び側と同じで、自分が怖くない方に合わせていくだけです!
これは結果から書いちゃいますが、最終から20戻し…つまり最弱が一番怖くなかった(*´▽`*)
GPレーサーのショックのセッティングはじつは柔らかくてよく動くと聞いていましたが、自分で試していくと基準値より弱くしていくほうがホントに走りやすいことがわかりました!
圧側最終位置:最強から20戻し=最弱。
質問失礼します。
返信削除プリロード調整に使っているレンチは何ミリのものでしょうか?
こんばんは。
返信削除プリロード調整はYZF-R25の純正工具の中に入っているフックレンチを使用しました。
参考になれば幸いです。
返信ありがとうございます
削除なるほど、参考になりましたありがとうございます!