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チェーンたるみ測定。
自然状態 |
チェーンの状態はフロント(ドライブ)スプロケットとリア(ドリブン)スプロケットの大体中間当たりで確認します。
上の写真は通常状態(なにも触れていない)で測定したものです。
この時の寸法は約61mmです。
手で下から持ち上げてる |
手でチェーンを持ち上げた時の寸法が約30mm、なのでチェーンの振れ幅は31mmとなります。
GSX250Rはこのチェーンの振れ幅を20mm~30mmの間にしなさいという基準があるので、わずかしか範囲を超えてはいませんが調整をしていきます。
なにより、ほっといても悪い方にしか進行しないのがチェーンなので気付いたらすぐ直すのがベターと思っています。
チェーン張り調整。
まずは、メンテナンススタンドでリア側をリフトアップします。
これはアクションカメラの付属品を使ってるよ |
メンテナンススタンドをかける順序としては、最初にフロントブレーキが効いた状態となるようにロックをします。
珍しく真剣な顔の嫁ちゃん |
ハンドルを左にきってサイドスタンドを出したら(※ハンドルを左にきっておくと万が一のときはバイクが左側に倒れようとします。その時にサイドスタンドが最後の支えとなって車体の転倒を防いでくれるという意味でこの二つが必要です…。)メンテナンススタンドをかけてリフトアップをします。
もう一人で出来るもん! |
コツをつかむと一人でも出来るようになりますよ。
レンチサイズは24だよ |
リフトアップしたら、アクスルシャフトのナットをゆるめます。
ナットは車体右側です。
このナットサイズは12 |
アクスルシャフトのナットをゆるめたらホイールが前後に動く状態となるので、左右についているアジャスター用ナットを締めてチェーンを張っていきます。
アジャスターは左右均等に締めていきましょう!
調整後の自然状態 |
調整後の手で下から上げた状態 |
調整後のチェーンの寸法は、通常状態が55mmで手で持つ上げた状態が35mmにしました。
車体左側 |
車体右側 |
チェーンの調整をしたら、アクスルシャフトのボルトとナットのすぐ後ろのところに目盛りがあるのですが、これが左右同じ位置にくるように微調整をしましょう。
これをいいかげんに調整してしまうと、リアホイールのアライメントが崩れて、スプロケットやチェーンの片摩耗の原因などにもつながります。
トルクレンチが欲しい~ |
最後にアクスルシャフトのナットを締めて
チェーンのたるみのように私のお腹のたるみも取れればいいのに…ってたぶん思ってる…。 |
メンテナンススタンドからリフトダウンしたらチェーン調整は完了です。
今回チェーンを手で押し上げた時に、フロントスプロケット側についているスライダーに当たるためチェーン張り調整をしましたが、メーカーが設定しているチェーン振れ幅の最小値より締めこんでしまうと、リアサスペンションがきちんと機能せずに転倒などの危険性があるので注意しましょう。
ではでは、また。
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