スポンサーリンク
どうも、でかじよーです!
私の愛車イナズマ400のキャブレターからのガソリン漏れを直した時のまとめです。
私のようにキャブレターからガソリンが漏れたって方の参考になれば幸いです。
1.キャブレターの取り外しとフロートチャンバーのパッキン交換
ツーリングには最高な時期である4月の中旬。
その日は春の心地よさが全開のとても気持ちのいい朝で、「今日はどこまで行こうかっ」とワクワクしながらエンジンをかけて暖気をしていた時に、それは発生しました…。
最初はマフラーの中に溜まった水でも出てきているのかなぁ…?ぐらいに思っていたのですが…
ゆっくりと…だが確実に地面を黒く染めあげていくのを見て、「ん?これは水じゃないΣ(・ω・ノ)ノ!」っていうことに気付きました!
ゆっくりと…だが確実に地面を黒く染めあげていくのを見て、「ん?これは水じゃないΣ(・ω・ノ)ノ!」っていうことに気付きました!
エンジンをかけたままその垂れてくるものを追いかけていくと…
ポタッ…ポタッ…
ぐらいのゆっくりとした間隔でキャブレター…それも4気筒のうち真ん中2気筒からにじむように漏れているのがわかりました。
ポタッ…ポタッ…
ぐらいのゆっくりとした間隔でキャブレター…それも4気筒のうち真ん中2気筒からにじむように漏れているのがわかりました。
・キャブレター取り外し
タンクだけでもいなちゃんだとわかる! |
まずフューエルタンクを外します。
バイ太みたいに喋ってくれると楽しそう(・∀・) |
こうやってフューエルタンクだけを車のタイヤの上に乗せていると、ばくおん!!のバイ太がタンクだけで喋っているシーンみたいですねww
ちなみにフューエルタンクは、フューエルコックのホースとフューエルタンクのレベルゲージセンサのコネクタとエア抜きのホース、それとタンク後方のボルトを2本外せば取り外すことが出来ますよ。
エアクリーナーBOXが外れないのでやりずらい! |
タンクを外したらエアクリーナー側とエンジン側のインシュレーター(キャブレターと接続されている黒いゴム状の筒)のバンドをゆるめて、キャブレターを引っ張りだします。
この時、エアクリーナーBOXを固定しているボルトも外して遊びが出来るようにするとやりやすいです。
残るはアクセルワイヤーだけ |
キャブレターがエンジンとエアクリーナータンクの間から外に出てきたら、スロットルワイヤー(戻りを入れて2本)を外せばキャブレターが取り外せます。
ゴミが入るとエンジン焼けちゃうよ(/ω\) |
この時、エンジン側にはゴミが入るとめっちゃまずいんでウエスとかで塞いどくのを忘れずにしましょう。
・フロートチャンバーパッキン交換
くぱぁ |
キャブレターからのガソリン漏れの原因は、
1、パッキンの劣化
2、フロートの劣化
3、ゴミの詰まり
などが考えられるのですが、納車の時にキャブレターバラシて点検・清掃してもらっているので、3のゴミの詰まりによるものは考えずらいと思っていました。
ただこの時にパッキンなどの消耗品は悪くなければ交換しませんっ的なことを言っていたので、パッキンまたはフロート(バルブ含む)の劣化が原因だろうと踏んで作業をしています。
なので最初に劣化しそうな部品のオンパレードであるフロートチャンバーを開けてみましたが、バイク屋で納車前に点検してもらっただけあって汚れはほとんどありませんでした。
パッキンが伸び伸びで溝にハマらない |
だけど、フロートチャンバーのガソリン受けの方から見てみると…パッキンが伸び伸びやん(゜_゜>)
しかもガソリンが漏れていた真ん中2気筒分だけ…。
こいつは正常なやつ |
もしかしてこいつが原因か…!?
よくよく見てみると、ガソリン漏れしていなかった両脇の2気筒分のパッキンはきれいに溝にハマっているので大丈夫そうです。
こんだけ伸びているなら替えてくれよ…と思いながら、このパッキンを交換すれば直るだろうと部品を頼みに走ります。
ただこれは早合点だったようで注文したパッキンと交換するもガソリン漏れは直らずに、またキャブレターを分解することになります…。2へ続く…。
関連記事:イナズマ400 キャブレターからガソリン漏れメンテナンスその2。(パッキン交換編)
2.フロートバルブの交換
キャブの触り過ぎで爪が黒くなってきた…きちゃない! |
続いてはフロートバルブ交換編です。
フロートチャンバーのパッキンを交換した後もガソリン漏れが直らなかったので、2度目のキャブレター取り外し作業を行い、再度キャブレター点検したところフロートバルブの先端のパッキンが段付き状に摩耗しているのを確認しました。
フロートバルブは、フューエルタンクからキャブレターへと流れてくるガソリンをフロートチャンバー内で規定値になったら止める役割をするものです。
このフロートバルブの先端のパッキンがヘタってくると、流れてくるガソリンをせき止められずにオーバーフローする現象が起きます。
このフロートバルブの状態を見てまたまた部品を頼みにバイク屋へと走ります。
ただじつはこれも早合点…。これだと思ったらそう思い込んでしまうのは私の悪い癖ですね…。
一応、フロートバルブの交換方法も書いておきます。
白いのがフロート |
フロートチャンバーを開けたところの写真。このフロートを外します。
固定は細いピンのみ |
フロートは細いピンで固定しているだけなので、針金や細めの釘で軽く押してやればピンが抜けてきます。
ここでの注意点は、ピンは一方通行でしか抜けないということです。キャブレターを写真の向きにした場合、右から左の方向にピンを抜きます、ピンを差し込むときは逆の手順になります。
フロートの間にあるにがフロートバルブ |
ピンを抜くとフロートと一緒にフロートバルブが外れてきます。
これは引っ掛かってるだけ |
上から見た写真。フロートの真ん中の金具にフロートバルブが引っ掛かるようについています。
これを新品のフロートバルブと交換して取り外しと逆の手順で組むだけです。…そして3へと続きます…。
3.燃料ホースの交換
次はホースを取り替えしてみるよ |
フロートチャンバーのパッキン交換、フロートバルブの交換とあわせて三度目のキャブレターばらしです。
ガソリン漏れが発生してからここまでで、すでに一週間経過しています。
ここまで来ると残る原因は、フューエルタンクと燃料ホースか各フロートチャンバーにガソリンを送るバイパス部分のパッキンぐらいしかありません。
ひび割れ… |
バイパスラインもパッキンは、キャブレターを一気筒ずつにバラさないと交換出来ないこともあって、まずは簡単に出来る燃料ホースから交換することにしました。
写真のように年数による劣化もあったので、「これが原因だったらラッキー」ぐらいの気持ちで交換しています。
あっというまに取替は完了 |
燃料ホースの交換はそんなに大したことではないので、あっさりと完了!
結果は…やっぱり、ガソリン漏れは直りませんでした…orz。
これで残ってしまったのは、一番やりたくなかったバイパスラインのパッキンの交換…ラストの4へと続きます!
4.燃料バイパスラインのパッキン交換
キャブレターを各気筒ごとに割っちゃうよ! |
キャブレターからのお漏らし事件もこれでようやく完結。(やっとかよ(゚Д゚)ノ)ラストの燃料バイパスラインのパッキンを交換します。
フロートチャンバー同士をつないでるところね |
燃料バイパス部分っていうのはこの部分です。黒いものがキャブレター同士につながっていますよね。この黒い筒の部分が燃料のバイパスラインになります。
フューエルタンクから降りてきたガソリンをそれぞれのフロートチャンバーに送る役割をしています。
必殺・マーキング |
この燃料バイパスラインのパッキンを交換するには、キャブレターを一気筒ずつバラバラにする必要があり、キャブレターを一気筒ずつバラすと場合により同調を取らないといけなくなることがイヤで後回しにしていましたが、やっぱりイヤだと思っていることが最後に回ってくるみたいですね…。
まずは、キャブレターの連結順番がわかるように印をしておきます。
印をしたら連結している金具を外していきます。
このビスがめっちゃ固い! |
最後の難敵となるのは多分、ここの部分でしょう。
フロートチャンバーの近くを固定しているものなんですが、このビスがめっちゃ固いんです!
でかドライバー参上! |
私は写真のように柄が長くて力を入れやすい形をした大き目なドライバーで回しています。
バラバラ事件 |
こちらがキャブレターを一気筒ずつ分解した写真です。
パッキン割れてるし… |
外したバイパスラインを見てみると、パッキンが完全に硬化していて役目を果たせていない感じです。
ゴム製のパッキンがプラスチックみたいに固くなってる… |
外した瞬間、「あ、これが原因だ!」ってわかっちゃいまいた…。最初から全バラにすればよかったのにって少しだけ後悔しました。
すべて新品にするよ |
では、新品パッキンを取り付けしていきます。
ここでの注意するポイント。
パッキンが新品の時にキャブレターに組み込むときにシリコンスプレーを使用するということです。
バイクに乗られている方なら一本は必ずお持ちの一品ですね。
このシリコンスプレーを塗らずに燃料バイパスをキャブレターに組み込もうとすると、パッキンが摩擦により切れてしまいます。
事実、私は4個の内3個を一瞬にして使い物にならないものにしてしまいました。
でもシリコンスプレーをパッキンに薄く塗ってやるだけですんなりとバイパスラインが入るようになります。シリコンスプレーが多少ガソリンに混じっても問題無いので、安心してシリコンスプレーを使いましょう!
燃料バイパスラインを組みこんだら、外した手順と逆の手順で復旧します。
広げるぜ! |
くぱぁ! |
キャブレターを元通りに復旧したら、最後に4気筒の空気吸い込み口が同じように開くが確認します。
ストットルワイヤーがつながる部分を手で動かして、4気筒同じように開けば問題ありません。同じように動かなければ、どこかの部品の付け忘れ等が考えられますので必ずこの確認を行いましょう。
また同じように組んでいるのでズレるはずはないのですが、キャブレターを一気筒ずつバラすと、空燃比が狂うことがあります。なので、心配であればバイク屋さんで負圧計を使ってきちんと同調を取ったほうがいいでしょう。
キャブレターを一気筒ずつバラしたので同調が取れているか心配していたのですが、エンジンの回り方からやプラグの焼け具合を見ても問題はなさそうでした。
以上がキャブレターからのガソリン漏れ補修のまとめ記事でした。
ではでは、また。
0 件のコメント :
コメントを投稿