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ニジイロクワガタの飼育方法を紹介!
美しい見た目から飼育している人も多く、とても人気のあるクワガタムシです。
ニジイロクワガタは飼育がとても簡単で、どなたでも容易に育てることが出来ます。
この記事では、そんなニジイロクワガタの飼育方法について紹介しています。
ニジイロクワガタってどんなクワガタ?
現在オーストラリアやパプワニューギニアでは、動植物の国外への持ち出しが禁止されているため、野外品の入手は絶望的な状況です。
日本で見られるニジイロクワガタは、ほぼ飼育繁殖されたものです。
ニジイロクワガタの特徴。
一番の特徴はやはりその体色です。光の当たる角度によりさまざまな色に変わるその姿は、まさに虹色と呼べます。
♂の大アゴが上方に強く湾曲するのも、特徴のひとつです。
ニジイロクワガタの飼育方法について。
成虫の入手方法。
今ではとてもポピュラーな存在となったため、簡単に手に入れることが出来ます。
一番身近なところでは、ホームセンターなどでも売られています。
ただ、ホームセンターでは冷房などで乾燥している状態が続いていると、弱っている場合もあるので注意が必要です。
成虫は、飼育ケース(小ケースで充分です。)に微粒子発酵マットなどをニジイロクワガタが潜れる程度に敷きつめ、その上に転倒防止用の木片とエサ用のゼリーを置いたものにいれて飼育します。
♂と♀は産卵時以外は、別々に飼育しましょう。
成熟期間。
羽化し成虫となったあとに、交尾し産卵させるには、成熟という体をしっかりと作っていく期間が必要です。
ニジイロクワガタは羽化後、6ヵ月程度が成熟期間となります。
産卵セット作成。
成熟期間を迎えたら、産卵させるために卵を産める環境をつくってあげましょう。
ケース(中ケース以上)に微粒子発酵マットを入れ、手で握って形が崩れない程度に水分を含ませて底から5cmくらい固く詰めます。
その上に、水に一日浸したクヌギやコナラの太めの産卵木を入れ、その周りに微粒子発酵マットを産卵木の上部1/3程度出るくらいまで敷き詰めます。ここでは、マットに水分は含ませず、軽く固める程度で大丈夫です。
後はその上に、転倒防止材とエサゼリーを置いたら完成です。
写真のはコクワガタのものですが、こんな感じになると思います。
準備出来たら♂と♀をケースにいれていきましょう。
熟成期間が不明で、いつ産卵させたらわからない場合ですが、確認方法として♀がゼリーを食べているときに♂をそっと♀の上に乗せて交尾が始まれば成熟していると判断出来ます。
成熟した成虫であれば、何回か繰り返すと交尾するハズです。
♂と♀の交尾を数回確認したり、2週間程度一緒にいれたら♂だけ別のケースに移していきます。
これはあんまり長く一緒にさせると、♀の産卵の邪魔をしたり、卵をつぶしたりしてしまう可能性があるためです。
割り出し。
♀が産卵木をかじった跡が確認出来てから、1ヵ月ぐらいで♀を別のケースに移します。
その後1ヵ月程度で卵が孵化し、幼虫が大きくなっているため割り出しを行います。
ニジイロはマット・産卵木のどちらにも産卵するため、うまく産卵していればマットと産卵木のどちらにも幼虫が見つかるはずです。
幼虫飼育。
ニジイロクワガタは、菌糸瓶・発酵マットどちらでもよく育ちます。
簡単であまり手間がかからずに大きくなるのは、菌糸瓶です。
菌糸瓶はカワラタケとオオヒラタケどちらでもOKですが、取扱いが簡単なオオヒラタケがオススメです。
菌糸瓶では、800cc2本程度で成虫までいきます。
幼虫飼育もとても簡単で、暑さにも強く夏は30℃程度でも元気だし、冬は10℃くらいまでなら活動は鈍くなっても死亡するようなことはないです。
ただ、大きく育てないなら20℃から23℃を維持する必要があり、この温度を維持できれば60mm程度はすぐに羽化させることが可能。ただギネスの70mmを羽化させるのは結構難しい…。
蛹化・羽化。
幼虫飼育から♀は半年程度、♂は8ヵ月から1年程度で蛹化を経て羽化します。
ニジイロクワガタはとても丈夫で、マットが気に入らずに蛹室を作らなくても、無理やり蛹
化したりします。
化したりします。
他のクワガタは、蛹室をつくる段階まで成長しても、マットが合わずに羽化出来なかったりと一番死亡率が高い過程ですが、ニジイロクワガタはほとんど羽化出来ます。
まとめ。
ニジイロクワガタの飼育はとても簡単で、上手に産卵させられた時点で飼育の半分は成功したといっても過言ではないです。
この記事で、ニジイロクワガタの飼育に興味を持ってもらえたら幸いです。
ではでは、また。
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